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2025年12月16日

Speechify、Figma創業者兼CEOのディラン・フィールド氏を投資家に迎える

Speechifyは、Figmaの創業者兼CEOであるディラン・フィールド氏が投資家として参画したことを発表します。

Speechifyは、Figmaの創業者兼CEOであるディラン・フィールド氏を投資家としてお迎えできることを、大変嬉しく思っています。

デザインは常にSpeechifyのプロダクト開発の核であり、チームも長年Figmaを活用してきました。そんな中でのディラン氏の参画は特別な意味を持ち、創業初期から採用や会社づくりに関するアドバイスを通じて、Speechifyを支えてくれました。

誰もが創造に参加できる世界を目指して

ディラン・フィールド氏は、Figmaを立ち上げました。このブラウザベースのリアルタイム共同デザインプラットフォームは、「創造的なツールは、誰もがオンラインで共有できるべきだ」という信念に基づいて構築されています。Figmaは当初から「デザインは専門家だけのもの」という常識に挑み、デザイナー、エンジニア、ライター、プロダクトチームが1つのコラボレーション空間で一緒に働ける環境を提供してきました。

Figmaのアプローチは、Airbnb、Microsoft、Netflix、Stripe、GitHub、The New York Timesといった組織のチームが、どのようにアイデアを出し合い、デザインし、製品を生み出すかというプロセスそのものを大きく変革しました。デザインをブラウザに持ち込み、コラボレーションを中心に据えることで、Figmaは創造プロセスへの参加障壁を下げ、より多くの人が価値ある形で関わることを可能にしました。

この理念は、Speechifyのミッションとも深く響き合っています。

音声とAIで創造のハードルを下げる

ディラン・フィールド氏が長年推進してきた中心的な考えは、テクノロジーとAIによって、アイデアから実現までの壁を劇的に低くできるというものです。高度な専門ツールに頼らなくても、より多くの人が、これまで専門家に限られていたような創造的な作業に参加できるようになります。

この考え方は、Speechifyの進化とも密接に重なります。ここ数か月で、Speechifyはポッドキャストの作成とリスニングの主要なプラットフォームへと成長し、ユーザーはテキストやドキュメント記事、メモをアプリ内でその場ですぐ音声に変換できるようになりました。毎月、何十万ものポッドキャストがSpeechify上で作成され、教室やグループチャット、SNSなどで共有されています。

これらのポッドキャストは、プロのスタジオで制作されているわけではありません。Speechifyを使って、学生や社会人、一般のユーザーが、勉強や学習、通勤、仕事中などに聞くために、自分の書いた内容を音声に変換しています。録音機材や編集ソフト、制作経験は一切必要ありません。

Speechifyの音声タイピング・ディクテーション機能は、ユーザーが自然に話すだけでエッセイやメモ、アウトラインを下書きし、そのまま音声化できるため、創作のハードルをさらに下げています。話したアイデアをそのまま文章化し、最終的に音声として仕上げるまで、ツールを行き来する必要がありません。

Figmaが「デザインはデザイナーだけのものではない」と示したように、音声技術とAIの進化により、音声コンテンツ制作もより幅広い人々にとって身近なものになりつつあります。Speechifyは、リーディング、ライティング、ディクテーション、ポッドキャスト制作を1つの音声ファーストプラットフォームに統合することで、この変化を後押ししています。

デザイン・音声と創造ツールの未来

Speechifyは、テキスト読み上げポッドキャスト制作音声入力ディクテーション、さらに音声AIアシスタントを組み合わせることで、日常のワークフローにおける「読む・書く・聴く・創る」を自然なかたちでサポートします。こうしたツールを直感的で柔軟、かつ多くの人にとって使いやすいものにするうえで、洗練されたデザインはなくてはならない存在です。

ディラン・フィールド氏の協働、アクセシビリティ、そして創造の力を誰もが持てるようにするという視点は、Speechifyが音声とAIを通じて、人々のコミュニケーションや創造のあり方を変革していくという方向性と深く重なっています。

Speechifyは、ディラン氏からの継続的なインスピレーションと、創業初期からの助言・支援に心から感謝しています。私たちは、誰もが使えるパワフルなツールを生み出すことで、可能性をさらに広げていきます。