アクセシビリティや情報伝達のしやすさはとても重要です。Googleドキュメントはテキスト読み上げ(TTS)機能と連携できるようになりました。この機能の使い方を知りたい方には、この記事がぴったりです。Googleドキュメントでテキスト読み上げを使い始める手順を、分かりやすく解説します。これで、文章を手軽に音声化できます。
テキスト読み上げの概要
テキスト読み上げ(TTS)は、文字情報を音声に変換できる最新のアクセシビリティ機能です。読書や学習障害のある方、耳で学びたい方をサポートします。また、作業中も内容を聞けるのでマルチタスクにも役立ちます。
Googleドキュメントの概要
GoogleドキュメントはGoogleが提供するクラウド型ワープロツールです。Chromeなどのブラウザから利用でき、Google Workspaceの一部として複数人でのリアルタイム共同編集に対応しています。本文編集・リンクや画像の挿入・テンプレート利用など多彩な機能を備え、ボイス入力やコメント、変更履歴、共同編集者との編集履歴の追跡も可能です。Googleドライブと連携して共有や管理も簡単。インターネットに接続できる端末さえあればどこからでも使え、個人・教育機関・企業まで幅広い場面で活用されています。
Googleドキュメントでテキスト読み上げを使うメリット
聴覚からのインプットが得意な方、アクセシビリティ向上を図りたい方、目の疲れを減らしたい方などに、テキスト読み上げにはたくさんの利点があります。Googleドキュメントのワークフローにテキスト読み上げを取り入れると、例えば次のようなメリットがあります:
- アクセシビリティ:Googleドキュメントのテキスト読み上げは、視覚障害や学習障害のある方のために、選択したテキストを読み上げて理解をサポートします。
- 作業効率化:ほかの作業をしながらGoogleドキュメントの内容を聞けるので、多忙な方にもぴったりです。
- 語学学習:多言語に対応しており、発音や抑揚の学習にも活用できます。
- 理解力・学習効果向上:耳からの学習が向いている人にとって、理解度アップに役立ちます。
- 校正:音声で聞くことで誤字や不自然な表現に気付きやすくなります。
- インクルーシブ:音声オプションを追加することで、より多様なユーザーに配慮できます。
- 目の疲労軽減:画面を長時間見続ける必要が減り、目の負担を軽くできます。
- 集中力アップ:耳からも情報を得ることで、内容への理解や没入感が高まります。
- 柔軟性:通勤中などの移動時間も、スマホで書類を「聞く」ことができます。
- カスタマイズ:多くのテキスト読み上げツール(Googleドキュメント対応のものを含む)で、速度や声の種類を選択できます。
Googleドキュメントでテキスト読み上げを有効にする方法
Googleドキュメントは共同編集や効率的な書類作成に欠かせないツールで、一般的なワープロの枠を大きく超えています。
Googleドキュメント自体にはテキスト読み上げ機能は標準搭載されていませんが、次の4つの方法で補うことができます:
- スクリーンリーダー
- アドオン
- 拡張機能
- アプリ
このガイドでは、これら4つの方法を順番に説明していきます。
方法1:スクリーンリーダーでGoogleドキュメントを読み上げ
まず、Googleドキュメントでスクリーンリーダーを使うために、サポート機能を有効にしましょう。手順は次のとおりです。
1. ドキュメントを開きます。
2. Googleドキュメントのツールバーで「ツール」をクリックします。
3. 「アクセシビリティ」から「アクセシビリティ設定」に進みます。

4. アクセシビリティメニューの「スクリーンリーダーサポートを有効化」にチェックを入れます。
5. 「OK」を押します。

6. スクリーンリーダーを選びます。最初の5ステップでGoogleドキュメントとスクリーンリーダーを併用できる状態になりますが、自動で読み上げが始まるわけではありません。デバイスやOSごとに使うスクリーンリーダーを選択します。例えば:
- マルチプラットフォーム - Speechify
- Windows – NVDA/JAWS
- ChromeOS – ChromeVox
- macOS – VoiceOver
それぞれの使い方を、次のセクションで詳しく見ていきましょう。
マルチプラットフォーム:SpeechifyでGoogleドキュメント読み上げ
デバイスを選ばないスクリーンリーダーを探しているなら、Speechifyがおすすめです。どの端末でもSpeechifyを使う際の基本的な流れは次のとおりです。
- Speechify.comへアクセスし、既存アカウントでログインするか、新規登録します。
- GoogleドキュメントのテキストをSpeechifyに取り込む方法はいくつかあります。
- テキスト貼り付け:ウェブや記事、Googleドキュメントからコピーして、「新規」>「テキストドキュメント」で貼り付けます。
- ウェブリンク:Googleドキュメントのリンクを「新規」>「ウェブリンク」から貼り付けます。
- ファイルアップロード:「新規」>「ローカルドキュメント」で文書やPDFを直接アップロードします。
- 音声や速度などの設定を好みに合わせてカスタマイズします。
- 再生ボタンをクリックして読み上げ開始。Speechifyがテキストを音声に変換します。
- 再生中でも一時停止や巻き戻し、スキップなどが可能です。
Windows用スクリーンリーダー1:NVDAの使い方
Windowsを利用している場合は、NVDAでテキスト読み上げを行うこともできます。以下は、最新のChromeと組み合わせて使う場合の手順です。
- Googleドキュメントを開きます。
- NVDA + Ctrl + Kを押します。
- 文字・単語読み上げ設定をオフにします。
- ※NVDAの起動ショートカットがほかの操作と競合する場合は、ショートカットタブから簡単に変更できます。(例:Ctrl + Shift + Sなど)
Windows用スクリーンリーダー2:JAWSの使い方
マイクロソフトユーザー向けのもう一つの代表的なスクリーンリーダーがJAWSです。Windowsでの基本的な使い方は次のとおりです。
- ドキュメントを開きます。
- Ctrl + Alt + Zで読み上げを開始します。
- 以下のコマンドで読み上げを操作します。
- 次/前の文字:右矢印/左矢印
- 次/前の単語:Ctrl + 右矢印/Ctrl + 左矢印
- 行頭/行末に移動:Home/End
- 次/前の行:下矢印/上矢印
- カーソル位置から末尾まで読む:Insert + 下矢印
- 現在行を読む:Insert + 上矢印
- 行モード時に次/前の行を読む:Insert + 下矢印/Insert + 上矢印
ChromeOS用スクリーンリーダー:ChromeVoxの使い方
Chrome OSでChromeVoxを使う場合は、特別な追加設定をしなくても、Googleドキュメントを開くだけで読み上げが始まります。
macOS用スクリーンリーダー:VoiceOverの使い方
Macユーザーには、標準搭載のVoiceOverの利用がおすすめです。
- Googleドキュメントを開きます。
- VoiceOverで「自動的にウェブページを読み上げ」をオンにすると、自動的に再生されます。
- 以下のショートカットで読み上げを操作します。
- 編集エリアにフォーカス:Esc
- テキストの操作:VoiceOver + Shift + 下矢印
方法2:アドオンでGoogleドキュメントを読み上げ
スクリーンリーダー以外の選択肢として、アドオンを使ってGoogleドキュメントにテキスト読み上げ機能を追加する方法もあります。アドオンの導入手順は次のとおりです。
- ChromeブラウザでGoogleドキュメントを開きます。
- 画面上部のメニューから「拡張機能」を選択します。
- ドロップダウンから「アドオン」>「アドオンを取得」を選択します。

4.「Text to speech」と入力して検索します。
5. 目的に合ったアドオンをインストールします。
6. 読み上げたいテキストを選択します。
7. もう一度「アドオン」メニューを開き、「Speak」などのテキスト読み上げオプションを選びます。
8. 選択したテキストが、指定したテキスト読み上げボイスで読み上げられます。
方法3:Chrome拡張機能で読み上げ
Googleドキュメントでシンプルかつ高品質なテキスト読み上げを使いたい場合は、SpeechifyのChrome拡張機能を次の手順で導入してみてください。
- Chromeウェブストアを開きます。
- 検索バーに「Speechify」と入力して検索します。

3. 表示された拡張機能に必要な権限を付与してインストールします。
4. インストールが完了したら、Googleドキュメントを開きます。
5. 画面左側に再生ボタンが表示されます。
6. 再生ボタンを押すと、選択中のテキストが読み上げられます。
7. 再生コントロールや音声設定の調整も可能です。
その他のChrome拡張機能
Googleドキュメントに対応したそのほかのChrome拡張機能としては、次のようなものがあります。
Read Aloud
Read Aloudは、ウェブページやGoogleドキュメントを読み上げるChrome拡張機能です。読んでいるテキストをハイライトし、速度や声の設定も可能です。翻訳やAI音声のバリエーションも豊富なのが特長です。基本的な使い方は次のとおりです。
- Chromeウェブストアから「Read Aloud」をインストールします。
- Googleドキュメントを開きます。
- Chromeのツールバーにある「Read Aloud」アイコンをクリックします。
- 声・速度などを調整します。
- 再生ボタンを押して読み上げを開始します。
Select and Speak
Select and Speakは、ウェブページ(Googleドキュメントを含む)のテキストを読み上げる拡張機能です。声や音程、速度も自由に調整できます。使い方は次のとおりです。
- Chromeウェブストアから「Select and Speak」をインストールします。
- Googleドキュメントを開きます。
- 読み上げたい部分を選択します。
- ツールバーのアイコンをクリックします。
SpeakIt!
SpeakIt!は、Googleドキュメントやウェブページを読み上げる人気の拡張機能です。50言語に対応し、声や速度も調整できます。使い方は次のとおりです。
- Chromeウェブストアから「SpeakIt!」をインストールします。
- Googleドキュメントを開きます。
- 読み上げたいテキストをハイライトします。
- 右クリックし、「SpeakIt!」を選択します。
ReadSpeaker TextAid for Chrome
ReadSpeaker TextAidは、Googleドキュメント内のテキストを読み上げるアクセシビリティ拡張機能です。ハイライト表示や学習サポート機能も備えており、導入手順は次のとおりです。
- Chromeウェブストアから「ReadSpeaker TextAid for Google Docs」拡張機能をインストールします。
- Googleドキュメントを開きます。
- ツールバーやメニューから必要な機能を選んで利用します。
Read&Write for Google Chrome
Read&Write for Google Chromeは、Googleドキュメント向けのテキスト読み上げ機能を含む、多機能なリテラシーサポートツールです。自然な音声とさまざまな補助機能を備えています。導入方法は次のとおりです。
- Chromeウェブストアで「Read&Write for Google Chrome」をインストールします。
- Googleドキュメントを開きます。
- ツールバーからテキスト読み上げ機能を選んで利用します。
方法4:スマホアプリでGoogleドキュメント読み上げ
スマホでGoogleドキュメントのテキスト読み上げを使いたい場合は、iOSやAndroid向けSpeechifyアプリを利用する方法があります。導入手順は次のとおりです。
- Google PlayまたはApp StoreでSpeechifyアプリをダウンロードします。
- SpeechifyにGoogleアカウントでログインするか、新規登録します。
- 画面下部のSpeechifyツールバーで「追加」をタップします。
- 「Googleドライブ」を選択します。
- SpeechifyにGoogleアカウントへのアクセス権限を付与します。
- 聞きたいGoogleドキュメントを選びます。
- 再生ボタンを押し、音声や速度などを好みに合わせてカスタマイズします。
- ※Googleアカウントを連携させたくない場合は、手順3のあと「ウェブサイトリンク貼り付け」で対象ドキュメントのリンクを貼る方法もあります。
その他スマホ読み上げアプリ
Googleドキュメントのテキスト読み上げに使える、ほかのスマホアプリには次のようなものがあります。
Voice Dream Reader
Voice Dream ReaderはiOS専用アプリで、Googleドキュメントと連携し、多彩なテキスト読み上げ音声と高いカスタマイズ性が特長です。使い方は次のとおりです。
- App StoreでVoice Dream Readerをインストールします。
- iOS端末でGoogleドキュメントを開きます。
- 読み上げたいテキストを選択します。
- Googleドキュメント内の「共有」ボタンをタップします。
- 共有オプションから「Voice Dream」を選びます。
アプリが起動し、選択したテキストが自動的に読み上げられます。
NaturalReader
NaturalReaderはiOS・Android両対応で、操作がシンプルで自然なテキスト読み上げ音声が人気です。Googleドキュメントのテキスト変換も簡単に行えます。連携手順は次のとおりです。
- App Storeで「Natural Reader」アプリを入手します。
- iOS端末でGoogleドキュメントを開きます。
- 読み上げたいテキストを選択します。
- Googleドキュメント内の「共有」ボタンをタップします。
- 共有先として「NaturalReader」を選択します。
- アプリが起動し、選択した内容が読み上げられます。
Googleテキスト読み上げ
Googleテキスト読み上げは、Google公式のアプリで、Googleドキュメントだけでなく各種Androidアプリでもテキスト読み上げに対応します。使い方はシンプルで、手順は次のとおりです。
- 「Googleテキスト読み上げ」がAndroid端末にインストールされているか確認します(多くの端末では標準搭載)。
- Googleドキュメントアプリで書類を開きます。
- 読み上げたいテキストを選択します。
- 「その他」(三点リーダー)をタップします。
- 「読み上げ」を選択します。
- 内蔵の読み上げエンジンが起動し、読み上げが始まります。
TalkBack
TalkBackはAndroid向けの代表的なアクセシビリティサービスで、視覚障害のある方でもGoogleドキュメントなどのアプリを快適に利用できます。導入手順は次のとおりです。
- Androidの「設定」>「アクセシビリティ」から「TalkBack」を有効化します。
- Googleドキュメントアプリで書類を開きます。
- 読み上げたい部分を選択します。
- 選択箇所をダブルタップすると、TalkBackが音声で読み上げます。
Voice Aloud Reader
Voice Aloud ReaderはiOS・Android両対応で、音声の選択やカスタマイズ機能も豊富なアプリです。Googleドキュメントとの連携方法は次のとおりです。
- Google Playストアで「Voice Aloud Reader」をインストールします。
- Android端末でGoogleドキュメントを開きます。
- 読み上げたい部分を選択します。
- Googleドキュメント内の「共有」ボタンをタップします。
- 共有先として「Voice Aloud Reader」を選択します。
- アプリが起動し、読み上げが開始されます。
ClaroSpeak
ClaroSpeakはAndroid・iOS両対応で、Googleドキュメントとの連携や高品質なテキスト読み上げ、テキストのハイライト表示にも対応しています。利用方法は次のとおりです。
- App Storeで「ClaroSpeak」をインストールします。
- iOS端末でGoogleドキュメントを開きます。
- 読み上げたい部分を選択します。
- Googleドキュメント内の「共有」ボタンをタップします。
- 共有先として「ClaroSpeak」を選択します。
- アプリが起動し、好みの音声や設定で読み上げが行われます。
Googleドキュメントの音声入力(スピーチ to テキスト)
もしテキスト読み上げがお気に入りなら、逆に音声から文字に変換する「音声入力」機能もぜひ試してみてください。Googleドキュメントには音声入力機能があり、次の手順で利用できます。
- Googleドキュメントを開きます。
- 画面上部のメニューから「ツール」をクリックします。
- 「音声入力」を選択します。
- マイクのアイコンをクリックし、マイクの利用を許可します。
- 話し始めると、Googleドキュメントがリアルタイムで文字起こしします。
Googleドキュメント向けテキスト読み上げはSpeechifyが最有力
SpeechifyはGoogleドキュメントやExcel、ウェブページに加え、紙媒体もOCRで読み取れる最先端のテキスト読み上げソリューションです。モバイルアプリ・ウェブサイト・Chrome拡張のいずれからでも高品質な読み上げが可能。どの環境(iOS、Android、Mozilla、MicrosoftPC、Chromebook、Mac、Web)でも、ワンクリックですぐに使い始められます。
Googleドキュメント向けのテキスト読み上げツールは数多くありますが、Speechifyが特におすすめできる理由をいくつかご紹介します。
- リアルな語り手:200種類以上の感情表現に対応したAIボイスを60言語以上で搭載し、市場でもトップクラスに自然なナレーションを実現します。
- 多言語対応:英語・スペイン語・ロシア語・フランス語など、多数の言語で利用できます。
- オフライン可:iOS・Android・Mac・WebアプリやChrome拡張で、ネット接続がなくても利用できます。
- カスタマイズ:自分の好みに合わせてAIボイスや読み上げ速度などを細かく調整できます。
- テキストハイライト:音声に合わせて文字をハイライト表示し、理解しやすさと集中力の維持をサポートします。
- 有名人の声:プレミアムユーザーなら、有名人ボイス(例:グウィネス・パルトローやSnoop Dogg)も選択できます。
今すぐSpeechify無料体験を始めて、読書や学習体験を一段と快適にしましょう。
Googleドキュメントのテキスト読み上げ よくある質問
SpeechifyのChrome拡張をインストールしたあと、Googleドキュメントを開いて左側の再生ボタンを押せば、リアルなAI音声で聞くことができます。
はい。SpeechifyやNatural Readerなどのテキスト読み上げツールと連携することで、音声で読み上げられます。
Speechifyは、Googleドキュメントに対応したテキスト読み上げ用Chrome拡張機能です。
Speechifyを使えば、Chromebookでも快適にテキスト読み上げ機能を利用できます。
Googleドキュメントで「ツール」をクリックし、「音声入力」を選ぶとマイクが起動し、話した内容をテキスト化できます。
Googleアカウントでログインしたうえで、Webサイトまたはアプリからアクセスしてください。
ドキュメントを開き、「ファイル」>「新規」>「テンプレートから」を選択してください。

